中等部ではリベラルアーツ教育】をすべての学びの土台としています。
リベラルアーツとは、文学・哲学・歴史・科学・芸術など、多様な分野を横断的に学び、ものごとを多角的に考える力を養う学び方です。

FIS中等部では"日本語"(母国語)でこれらの学びを深めていきます。
日本語は、ただの言葉ではなく、私たち日本人の考え方や価値観を形づくる土台です。

文章を読み解く力、心を動かす表現力、相手を理解するための聞く力――これらすべては、確かな言語能力から生まれます。

日本語を深く学び、世界を広く見渡す視野。
これからの時代をしなやかに生き抜く人材を育てていきます。

教養

1. 課題図書の会読(音読)

大人と共に、時代や地域を超えて読み継がれてきた古典(課題図書)を題材にして、会読(参加者全員で音読しながら読み深めること)を行います。
古典には、人間がいかに生きるべきか、社会はどうあるべきかという根源的な問いが込められており、これらは現代の私たちにも普遍的な問いを投げかけ続けています。

また、子どもと大人が共に学びを深めることにより、大人の経験から生まれる解釈と、中学生の新鮮な感性が出会い、知識の伝達を超えた「世代をつなぐ学び」として育まれていきます。

◎課題図書

 ・ 諸子百家(論語、老子、韓非子 ほか)
 ・ 旧約聖書 新約聖書
 ・ ギリシャ哲学
 ・ 仏教(ブッダのことば、臨済録、般若心経 ほか)

2. 日本語と外国語の特性の理解

言葉は、文化です。日本語の特徴を理解することは、“日本”という国そのものを理解することにもつながります。
世界には7,000以上の言語があるといわれていますが、その中の一つとして日本語を捉え、他の言語と比較しながら学ぶことは、「世界の中の日本」を客観的に観る目を養うことにつながります。

プロジェクト

中等部の学びの主軸を、プロジェクト型探究に据えています。
子どもたちが興味関心を持った分野からテーマ設定を行い、アイディアを現実化する体験を積み重ねます。

1. 社会と繋がる

子どもたちの設定するテーマは、必ず”社会”と繋がります。
これまでより広い世界を知り、関わり、挑戦する。
社会の中で自分のアイデアを形にする経験を重ねていきます。

2. 各界の専門家とのコミュニケーション

子どもたちが学びを深めていく上で欠くことのできない機会(チャンス)が「各界の専門家」とのコミュニケーションです。
子どもたちは、周囲の環境から学びを深めていくため、ここに関わる大人の存在は非常に大きな影響を与えます。
信頼できる大人と共に、自身の探究テーマ(専門性)を深めていきます。

ことば

日本語と英語に関しては、通常とは異なる学び方での学習&実践を行います。

【日本語】

1. 現代情報へのリーチ(近現代文学、新聞等)

主に、近現代の読み物を中心として学びを深めていきます。
新聞も日々取り扱います。政治経済から社会面までの事実記事から、社説、論説文まで読みます。語彙を増やすとともに、各テーマについて大人も含めたディスカッションも行い、各々の意見を交換し合います。

2. 作文

日記、物語、報告書、論文、プレゼン資料等 文章全般の作成を行います。
これまで積み上げてきた音や語彙を元に、経験、体験、イメージを文章にして表現します。
これは、外国語で文章を書く際の基礎にも繋がります。
日本語の作文から、英語の作文への転換なども行います。

【英語】 

[小学校高学年〜中等部1年生]

『全身反応教授法(TPR)』 英語の"音"を、体系立てて体感覚(動作)に落としていきます。
「聞いて」「感じて」身体を「動かす」ことで、英語を意味のある音として理解し、コミュニケーションのツールとして習得していきます。この段階では、読み書きは行いません。

[中等部2年生〜3年生]

これまで”音”で入っている英語を、文法の観点から紐解きます。
文法理解の土台は、日本語にあります。日本語で伝えたいことを英語で伝えるといった、
少し専門性の高い会話や文章の作成へも挑戦していきます。

基礎科目

中学校学習指導要領にて設定されている主要五教科(日本語、英語、算数、理科、社会)は、一般教材を利用し学びを深めます。

副科目

中学校学習指導要領にて設定されている副教科(音楽、美術、技術家庭、体育)に関しては、小学部から継続する独自のカリキュラムにて学びを深めていきます。